長野県のツーリングスポット

ビーナスラインとは

ビーナスラインとは長野県茅野市から上田市の美ヶ原高原美術館までに至る76キロメートルの観光道路です。
日本の代表的な観光道路の一つでもあり、全国から多くの人が足を運びます。

ビーナスラインという名前は沿道にある蓼科山の山容を女神にたとえたことに由来しており、1968年に公募で決まったものです。
元々は蓼科有料道路と霧ケ峰有料道路という二つの有料道路を合わせて呼ぶ名称でしたが無料開放された今でもこの名称が継続して使われています。

ビーナスラインは軽井沢と上高地を結ぶ大規模な観光道路として計画がされていた中信高原スカイラインの一部でした。
長野企業局が有料道路として建設したのですが1986年から順次無料開放が進み2002年に全線が無料開放となりました。
中央自動車道の諏訪インターチェンジ、中央本線茅野駅から蓼科高原、八ヶ岳山麓、白樺湖、霧ケ峰、美ヶ原といった観光地を結んでおり、国道152号、142号にも連絡しています。

ビーナスラインをツーリングで楽しむ

ビーナスラインに入るには中央道の諏訪インターチェンジから諏訪市街から霧ケ峰に入るというルートと岡谷インターチェンジから国道142号を経由して和田峠に向かうルートなどいくつかのルートから入ることはできます。
どのルートから入っても眺望もワインディングロードも楽しめるので自分の入りやすい道から入るので問題ありません。

ビーナスラインは平均標高が1400メートルあり、最高地点は2000メートル近い高さを走る最高レベルの山岳コースです。
走っている中で八ヶ岳や日本アルプス、富士山といった有名な山を眺めながら走るのは格別です。

中でも最もツーリングスポットとして人気の場所が諏訪方面から蓼科高原を超えてからのワインディングロードの部分です。
ここは連続するのぼりを超えた先に眼下に白樺湖が見え、遠くにいは南アルプスと富士山が広がるパノラマが広がり、到達するまでのワインディングロードとみられる眺望とが楽しめる場所となっています。

高度がアップする車山周辺エリアも魅力的な場所です。
丘陵地帯ならではの遮るものがない眺望とカーブを縫うように走っていく道はバイクでのツーリングだからこそ味わえる解放感と走行感があります。
周囲に見える高山植物も普段のツーリングでは見られないものが多いのも魅力です。

出かける際にはシーズンに注意

ビーナスラインはとても人気の道でツーリングだけでなく観光客も多く利用する場所です。
そのためゴールデンウィークや夏休み、シルバーウィークといった時期にはかなりの人が足を運びます。
これらのシーズンは四輪車もかなり増えるので渋滞することも多いです。

バイクで訪れるならば、せっかくですから気持ちよく走りたいと思うものです。
そこで気持ちよく走ることを考えるとこういった混雑する時期を避けること、平日や早朝を選んで走るとこのようなハイシーズンでも走りを楽しめます。

また、標高差が大きい場所なので夏場でも高度の高い場所では肌寒いことが多いです。
訪れる時期によっては服装計画をしっかりとしておくようにしましょう。
また、冬季は通行止めになる場所もあるので事前の確認をしてから訪れることが重要です。