鳥取県のツーリングスポット

大山環状道路とは

大山環状道路とは、中国地方最高峰の1771メートルを誇る大山(だいせん)を周回する道路です。
山肌を走っていくルートは走りやすく迫力もあり、景色と走りとを楽しめる道路でツーリングが好きな人たちが人生の中で一度は走りたいと考える道でもあります。

日本の名道50にも選ばれており、県道45号である大山環状道路と合わせて県道114号、422号である蒜山(ひるぜん)高原と合わせて走る人も多いです。
ここでは実際の大山環状道路でのツーリングにあたって知っておくべき見どころや注意点、おすすめルートといったことを紹介していきます。

大山環状道路の魅力

大山というのは日本名峰ランキングでも上位に入る名山です。
周囲にある蒜山地域、隠岐島、島根半島、三瓶山地域といった場所を含む全域が大山隠岐国立公園となっており、自然に囲まれたルートとなっています。

その中でも大山の中腹を周遊することのできるコースがこの大山環状道路です。
大山環状道路は全長が約64キロメートル、最大で750メートルの高低差があり峠も6つ超えていきます。

大山は見る方向で表情が大きく変化します。
そのため周遊している中で景観が移り変わっていく様子も楽しめますし魅力でもあります。
特に西側からは伯耆(ほうき)富士と呼ばれており、大山の美しさを堪能できる場所です。

それに対して南側の大山は岩肌が露出した山の下に緑が広がる全く違った美しい景色が楽しめます。
この南壁を臨む場所には展望台があります。
ここは休憩するのにも適しているのはもちろん、美しい景色が見られるということで多くの人たちでにぎわっている場所です。

大山環状道路のワインディング

ツーリングの楽しみと言えばワインディングです。
しかし、その反面ツーリング初心者の人自分がうまく走れるかという不安もあります。

大山環状道路ではヘアピンカーブも多くあります。
特にハイライトともいえる地蔵峠に至るまでの道のりは、加瀬蛇川の分岐から一気に標高200メートルを駆け上っていくのでかなりのヘアピンカーブの連続です。

かなりタイトなコーナリングであるため上級者は腕の見せ所ということで楽しめる場所です。
路面状況もよく幅も広いので、ヘアピンカーブが続くといっても初心者でも安心して走れる道となっています。
走っていても楽しめるワインディングロードであり初心者の人でも楽しみやすいヘアピンカーブです。

大山の南側は景観も楽しめる場所ですが、北側は景観に欠ける場所です。
観光客も少ないので道路も細くなっています。
そのため走ることに不安を感じる人も多いですが、観光客が少ないので通行量があまりなく走りに集中しやすい環境でありこちらは景観ではなく走行を楽しむルートとなっています。

参考:ぐるっと大山一周絶景コース