磐梯吾妻スカイラインとは
磐梯吾妻スカイラインとは、正式名称が磐梯吾妻道路という福島市にある道路です。
元々は有料道路だったのですが、2011年の東日本大震災の観光復興策の一つとして一時的に無料化し、その後2013年には恒久的に無料開放されることが決まりました。
そのため、今は福島県道70号福島吾妻裏磐梯線の一部となっています。
無料開放してからも磐梯吾妻スカイラインの名称は通称として使われ続けています。
磐梯吾妻スカイラインとされている場所は福島市にある高湯温泉から城戸平を通って土湯峠に至るまでの吾妻連峰を縦走する全長28キロメートル、平均標高1350メートルの山岳自動車道となっています。
磐梯朝日国立公園の吾妻連峰側の山腹に沿って走る山岳観光道路で日本の道100選にも選ばれている道路です。
ツーリングで走れば空を縫うように走っている感覚が楽しめるということで多くのバイク好きが集まる道路でもあります。
磐梯吾妻スカイラインの魅力
磐梯吾妻スカイラインはスカイラインという名前が最初に冠せられた道路です。
そして、その名に恥じないくらい素晴らしい道であるため屈指の人気を誇る道路でもあります。
訪れるには東北道の福島西インターチェンジから高湯温泉を通って入り樹木が生い茂る中を上っていくことが必要です。
樹木の間を超えていくとタイトなカーブが連続するワインディングロードが登場し、序盤から走りが楽しめます。
途中にあるつばくろ谷は眺めがよいことで有名です。
阿武隈山地の山並みを遠くに見ながら眼下には福島の街並みが広がる景色は絶景で、特に秋の紅葉シーズンは特にツーリングにおすすめのシーズンです。
高度が上がって樹林帯が終わるとヤマハだから白い噴煙が上っていくのが見える火山ならではの風景を見る小尾ができます。
磐梯吾妻スカイラインの高湯ゲートから入ると12.8キロメートル地点で常時火山性ガスが観測されます。
浄土平は目の前に吾妻小富士を見ることができるビューポイントとしても有名です。
また、ここから猪苗代方面は勾配も緩やかになっており余裕を持ったコーナリングが楽しめます。
タイトなヘアピンカーブが連続する地域もありますし、磐梯山の山容を一様できる場所もあり、一つの道路でたくさんの楽しみがあるのも磐梯吾妻スカイラインの魅力です。
ツーリングをするのにどの季節も美しい景色が楽しめるというのも磐梯吾妻スカイラインが人気を集める理由の一つとしてあります。
冬季の閉鎖期間が終了する４月の上旬は道路の両面に雪の壁がそそり立った雪の回廊を楽しめる珍しい道路としても有名です。
紅葉シーズンや新緑の季節ももちろん気持ちよく走ることができ、なおかつ美しい景色を見ることができるということで、四季を通してどの季節にも美しい景色を楽しみながらツーリングができます。