ヴェルシスX250の見た目

ヴェルシスX250は、カワサキから2022年10月に発売されたモデルで248ccのアドベンチャースタイルのバイクです。
このモデルはカワサキの大人気シリーズであるニンジャ250をベースとしていますが、アドベンチャースタイルということで、よりオールマイティなデザインに仕上げられています。
アッパーカウルが大きくなっていて、しかも高めに取り付けられているのが印象的で、アウトドアにも使える雰囲気を強く出しています。
フロントのホイールは19インチを履かせていますので、フロント周りの存在感が強くなっています。

さらに、フロントとリアのサスペンションのストロークが長いのも、見た目にすぐに分かります。
オンロードはもちろんのこと、悪路や山道でも走りを楽しめるよう設計されている印象があります。
センター下部には独特の曲線を描くパイプ類が配されていて、個性的なデザインを作り出しているのもポイントでしょう。
フロントシールドも大きくて、強めの角度を取っているのでインパクトがあります。

ヴェルシスX250の特徴とは?

ヴェルシスX250はツアラー仕様となっているため、装備がかなり充実しているのが大きな特徴です。
パニアケースやハンドガード、DC電源ソケットなどが標準装備されていますし、ハンドガードやエンジンガード、センタースタンドなども取り付けられています。
ツーリング向けの一台を求める人にぴったりのバイクと言えるでしょう。
ABSも標準仕様となっていますので、セーフティー面でも安心できるバイクです。

車重は183kgと多少重めですが、それが高速巡航時の安定感をもたらしています。
また、低速域における加速感があるエンジン特性となっているため、最初のクラッチ操作さえ慣れればスムーズに走り出すことができます。

ヴェルシスX250の乗り心地について

エンジン特性は高回転型と言えます。
だいたい5000回転でパワーをより強く感じることができるようになり、粘りのある走りが特徴的です。
高速道路における走行でもエンジンにかなり余裕がありますし、ボディーバランスの良さもあって安定しているのがメリットです。

シート高は815mmとなっています。
この数値だと少し高めのような気がしますが、実際には足つき感は悪くありません。
ボディー脇を上手に設計していて、脚を垂直に下ろせるからです。

ツーリング仕様ということもあって、ライディングポジションは垂直に近い形となります。
その分シールドが大きく作られていますので、防風がきっちりとなされ疲れにくいのがメリットです。
ステアリングがスムーズなのもうれしいところで、無理なくタイヤが動いていくのを感じられます。