ヤマハ トリシティ125の見た目

バイクといえば2輪ですが、ちょっと変わった3輪バイクに乗ってみたいという人におすすめなのが、「ヤマハ トリシティ125」です。
ヤマハ トリシティ125が発売されたのは2014年のことで、以降155ccモデルなどが発表されています。

ヤマハでは、新しいモビリティの形として「LMW(リーニング・マルチ・ホイール)」を提唱しています。
「リーン」とは「傾く」という意味で、言葉の示すとおり、車輪と車体全体が傾斜して旋回するのがLMWの特徴です。

前輪が2輪、後輪が1輪の3輪バイクですが、駐輪している姿を見てもそれほど違和感を感じません。
むしろエレガントな印象を与えるので、都会派のデザイン性の高いバイクを探している人にはおすすめです。
カラーバリエーションは「マットペールブルーメタリック2」「マットグレーメタリック3」「ホワイトメタリック6」の3色展開で、いずれも街の景色に自然に溶け込む洗練された色使いです。

ヤマハ トリシティ125の特徴

フロント2輪というのは、一見走りにくそうなイメージを与えますが、不意の横風でもふらつくことがないメリットを持っています。
フロント2輪はそれぞれ「片持ちテレスコピックサスペンション」が独立して働くため、段差の衝撃もスムーズに吸収してくれます。
さらに「パラレログラムリンク」機能がコーナリング時に車体とフロント2輪を同調させてくれるので、カーブも難なく曲がることができます。

ヘルメットを余裕で収納することのできる容量23.5リットルのシート下トランクには、LED照明が付いているので、夜間の走行が多い人には便利です。
エンジンには走りと環境性能を両立させた「BLUE CORE」が採用されており、吸気バルブをスピードに応じて切り替える可変バルブ機構VVA(Variable Valve Actuation)が取り入れられているなど、至れり尽くせりです。

ただ一つ、駐輪する際に自転車置き場のような狭いスペースでは無理があるというデメリットがあります。
ですから、通学や通勤に使う人はその点に気をつける必要があります。

ヤマハ トリシティ125の乗り心地

ヤマハ トリシティ125の特徴は、やはり安定性に優れていることです。
低速で走行していても車体がふらつくことがあまりないので、疲労感が少ないのが大きなメリットです。
雨の降っている時に滑りにくいのもトリシティ125の特徴です。

発表当初は780mmだったシート高も765mmへ変更されているので、身長が低い人でもでも乗りこなすことができるようになりました。
バイクは好きだけれど、四輪と比較するとどうしても安定感に欠ける点が気になる人には、ぜひトリシティ125の乗り心地を試してみてください。