Kawasaki

KAWASAKIのバイクでも特に人気のKAWASAKI ESTRELLA

排ガス規制によって多くの車種が生産終了となりました。
その中でも特に惜しまれつつ生産終了したモデルの一つがKAWASAKI ESTRELLA です。

初代がデビューしたのは92年のことでした。
レーサーレプリカのブームが終わり、250㏄から400㏄のクラスはネイキッドやアメリカンがシェアを占めていました。
そのような中で60年代風の懐かしいルックスと性能よりもテイストを追求したKAWASAKI ESTRELLAはKAWASAKIらしい異端児ともいえるモデルでした。

このような他とは違う特徴が強すぎるモデルというのは短命に終わるだろうと多くの業界関係者は予想していました。
しかし、女性ライダーも含め幅広いバイカーに人気を集め、大人気機種となったのです。

排ガス規制によって生産が終了してしまうと規制に対応したモデルを生産し大きく話題を呼びました。
モデルチェンジをしながらも今までのデザインや乗り心地を残したことに多くのユーザーは感銘を受けたものです。

とはいえ、25年前に設計された空冷エンジンで同じテイストのものを作るというのはとても大変なことです。
そのため生産終了を決断するのはとても勇気が必要なことではありつつも、KAWASAKI ESTRELLA FINAL EDITIONを作るにあたってはできるだけ多くのユーザーの気持ちを裏切らないように考えて作られています。
そこで、ここではKAWASAKI ESTRELLA FINAL EDITIONがどのように従来の良さを残したモデルに仕上がっているのかを紹介していきます。

KAWASAKI ESTRELLA FINAL EDITIONの特徴

KAWASAKI ESTRELLA FINAL EDITIONでの変更箇所は50代以上のライダーにとっては懐かしいと思えるようなグラッフィックやシートデザインに仕上がっています。
厚手のシート、ハンドルの切れ角の高さ、ソフトなサスペンションなど、どれをとってもロードモデルには珍しいのんびり走るのに向いている設計です。

KAWASAKIのバイクで歴史のあるW3Aをイメージさせるフロント周りは特に人気を集めています。
そのような見た目にもこだわりつつも個性的なシリンダーの形やマフラーからの歯切れのよいサウンドなど、ライダー心をくすぐる細かなこだわりにKAWASAKI ESTRELLA FINAL EDITIONへのこだわりが感じられます。

従来の女性にも人気を集めてきた乗り心地の良さはここでも受け継がれています。
見た目の印象よりもコンパクトですが、高めのハンドルとステップが低めに設けられていること、着座位置の自由度が高いシートの形状といったものから背の高い男性ライダーはもちろん女性でも操作がしやすいです。
足の着きもよいですから安定性も高いです。