ホンダ CB400FOURの見た目

ホンダ CB400FOURは、1974年と1997年の2回にわたり登場しているモデルです。
通称「ヨンフォア」と呼ばれるホンダ CB400FOURは、絶版された今でも時代を超えた人気モデルとしての地位を維持しています。
独特の丸みを帯びたフォルムは今見ても新しく、博物館に展示してもおかしくないほどの存在感です。

中古とはいえ、100万円、中には200万円を超える車両もあるというのもうなずけます。
国産車でありながらヨーロピアンスタイル寄りのデザインが採用されており、発売された当時も他のスポーツモデルとは一線を画していたのがCB400FOURです。
ヨンフォア以前とヨンフォア以後では、日本のモーターサイクルデザインは大きく変化してしまったと言っても過言ではありません。

初代のヨンフォアはスポーツモデルの原型とも言える4気筒、6速ミッション、4in1マフラーで、カラーは明快なブルーとレッドの2色展開でした。
1976年、398cc仕様変更されたヨンフォアはタンクと同一色だったサイドカバーが黒塗りに変更され、やや精悍なイメージに仕上がっています。
カラーに新鮮なイエローも追加されたのが特徴です。

1997年になると、4本マフラーのクラシックなデザインのヨンフォアが発表され、話題を呼びました。
この時には、「キャンディオーシャングリーン」や「ピュアブラック」などの渋いカラーが展開されています。

1998年に発売されたCB400FOURは、丸みを帯びたタンクや4本出しのマフラー、スポークホイールなどレトロな雰囲気が全面に押し出されています。
カラーバリエーションも「キャンディフェニックスブルー」「チタニウムメタリック」「イタリアンレッド」の3色があり、いずれも温かみのあるフォルムと相まって親しみやすい雰囲気を醸し出しています。

ホンダ CB400FOURの特徴

1974年に発売されたCB400FOURは、ドリームCB350FOURに搭載されていた347ccのCB350FE型エンジンを408ccの排気量にアップさせたもので、中型限定免許の所有者では乗ることができないというネックがありました。
1976年3月に排気量を398ccに変更したCB400FOUR-I / IIが発売され、中免でも乗ることができるようになりました。

ホンダ CB400FOURの乗り心地

CB400FOURは発売されてから数十年も経っているモデルですが、乗り心地の良さには定評があります。
また、ホンダ独特の“音”にこだわった作りもCB400FOURの大きな特徴です。
CB400FOURにはヨシムラの集合管が使われていますが、発売された当時としてはずば抜けて排気音が小さい点が話題になりました。