買取専門店のメリット・デメリット
中古バイクを売る時には、バイクの買取専門店に査定してもらうというパターンが多いものです。
買取専門店では最初にメールや電話などで大まかな査定を出し、最終的には現物を見て買取額を決定し、代金をバイクの持ち主に払って買取を行います。
バイク買取専門店と言うと、「バイク王」や「バイクランド（旧ゲオバイク）」などがよく知られています。
これらの大手の買取専門店は全国各地に拠点を展開しており、査定の依頼をするとすぐに対応してくれます。
バイク買取専門店は、買い取ったバイクを業者間オークションに出品する他、ダイレクトショップの店頭で販売しています。
バイク買取専門店のメリットは、査定を依頼すればすぐに対応してくれることにあります。
自社内での査定士の研修に力を入れている買取専門店も多く、教育が行き届いているのもメリットのひとつです。
とはいえ、バイク買取専門店なら中古バイクを高く買い取ってくれるというわけではありません。
オークションに出すことを前提に買取る場合には、どのぐらいなら利益を出せるかを考えて買取額を提示してきますので、あまり高い買取額は期待できないというのが実情です。
ディーラーのメリット・デメリット
では、ディーラーによる買取はどうなのでしょうか。
バイクのディーラーは、バイクを修理したり整備したりして販売するノウハウを身につけていますから、中古バイクを買い取る際にもどう扱えば利益が上がるかを心得ています。
ですから、バイク買取専門店と比べると意外な高値で買い取りしてくれる可能性もないとは言えません。
ディーラーはバイクを売るのが本業ですから、今持っているバイクを売って新しいバイクを買いたいという場合には、バイク買取専門店よりもディーラーに相談した方がお得かもしれません。
バイク買取店では査定額を引き上げてくれるように交渉してもまず無理ですが、ディーラーであれば交渉の余地があります。
ただし、ディーラーは買取を専門に行っているわけではないので、査定を依頼しても対応が遅いことがあります。
出張査定を行っておらず、自分で店頭に持ち込まないと査定をしてくれないディーラーもありますので、あらかじめ調べておいたほうが無難です。
バイクを売りたいけれど時間的に余裕がある人は、買取専門店とディーラーの両方に査定を依頼すれば無駄がありません。
双方の条件と査定額をよく吟味して、一番お得な方法でバイクを売却することができます。
なお、バイクを査定してもらう際にはきれいに洗車しておくことを忘れないようにしましょう。
きちんと手入れの行き届いたバイクという印象が強ければ、より高値でバイクを引き取ってもらうことができます。