オークションの仕組み

バイクを売る際には、1円でも高く売りたいと思う人も多いのではないしょうか。
中古バイクを売る方法としては、バイクショップに査定してもらう以外に知り合いに直接売却する、オークション代行で売ってもらうなどの方法があります。
どの方法が一番いいかということは一概には言えないのですが、オークションに出すと意外な高値で売れることがあります。

バイクの取引が行われるオートオークションというのは、インターネットなどで行われているオークションとは違い、業者間によって実際のオークション会場で行われます。
オークションに参加できるのは専門業者だけで、一般人は見学をすることもできません。

オートオークションに出品できるのは条件を満たしている業者だけですから、素人が直接オークションに出すのはなかなか難しいです。
ここで登場するのが、オークション代行業者です。
オークション代行業者に依頼すれば、一般の人でも自分の中古バイクをオートオークションで売ることができます。

オークション代行の費用

オークションの代行を依頼するためには、もちろん手数料を支払わなければなりません。
代行の費用には、代行手数料・出品料・成約料・陸送費などがあります。
代行手数料は3〜5万円のところが多くなっていますが、「落札金額の○%」と指定している業者もあります。

出品料は1万円前後が一般的で、落札された際に支払う契約料は1〜2万円が目安です。
バイクをオートオークション会場まで運ぶ陸送費は1万円程度となっており、これ以外にバイクをきれいに見せるための洗車や仕上げの料金を上乗せしてくるオークション代行業者もあります。

代行業者にオークション出品を依頼する場合には、費用がいくらかかるのかを明確に提示してもらうのを忘れないようにしましょう。
この辺りを曖昧にしていると、後からさまざまな名目で追加料金を請求されてしまいます。

店舗と比べてどちらが高く売れる?

代行オークションと中古バイクを扱っている店舗を比べて、どちらが高く売れるかに関しては、時と場合に大きく作用されるとしか言いようがありません。
バイクショップに買い取ってもらう場合には、買取店の中間マージンが発生しますから、オークションと比較すると売却額が低くなりがちです。

ただし、オークションでは稀に落札されないでバイクが戻ってきてしまうことがあります。
こうなると、手数料だけ取られてバイクは売れないという状態になってしまい、非常に損です。
よほど状態の良い人気モデルなら代行オークションでも高値が付く可能性が大ですが、傷のある中古バイクであればバイクショップに買い取ってもらう方が安心かもしれません。
ちなみに、オートオークションの成約率は60%前後と言われています。