チェーンを洗う頻度の目安は?

いつでもきれいでしっかりとした状態に保つためにも、メンテナンスや洗浄はこまめに行いたいものです。
いろいろなパーツがありますが、チェーンは汚れがひどくなりやすいところでもありますし、汚れたままだと性能がかなり落ちやすいパーツでもありますので優先的に行いましょう。
また、劣化が進むとチェーンが切れるなどパーツ自体の破損につながったり、最悪の場合、走行中の破損による事故につながる恐れもあります。

チェーンは雨風にさらされるところですので、劣化が進みやすい傾向にあります。
そのため、まず錆が出ているのが明らかな場合や、確実に錆とは見えないものの、色や感じからして錆が浮いている汚れだと思う場合は整備をした方が良いです。
また、ダートなどをよく走っているバイクだと、汚れが付きやすくオイルが固まるのが早いです。

そのためチェーン全体に黒く油汚れがこびりついている様子が見えた時も、洗浄をする時期に来たなと判断できます。
このように、まずは現状を見て錆が出ているとか汚れがひどくなっているという場合にはすぐに洗浄をした方が良いです。

普段あまり乗らないとか、街乗りしかしていないということであれば、見た目にはあまり汚れていないように感じることもあります。
それでも泥や油汚れが付着しやすいですし、塗ったグリスが劣化してきますので定期的に洗った方が安心です。
その目安としては、500kmから1,000kmくらいの走行距離です。

チェーンの洗い方とは?

まず、チェーン洗浄に使う道具ですが、チェーンクリーナーとチェーン用のオイル、そしてブラシとウエスです。
ブラシは清掃用の一般的なものでも問題ありませんが、毛が抜けにくいものにしないと洗浄している時にコマに挟まってしまうことがありますので注意しましょう。
クリーナーやチェーンオイルは、いろいろな商品が販売されていますので、価格や性能などを見ながら選ぶことができます。

また、洗う場所によっては下がかなり汚れてしまいますので、プラスチックの受けや大きめのたらいなどを用意して、後から床を掃除する手間を省きます。
メンテナンススタンドがあるとタイヤを動かすのが楽です。

掃除はまず、タイヤに汚れが付かないようにウエスで養生してあげます。
その上で、クリーナーを全体にまんぜんなく吹きかけます。
コマのすき間などにも入るようにするのがポイントです。

その後、ブラシでコマごとにこすってきれいにしていきます。
掃除が終わったらウエスで拭いて、きれいなチェーンが出てきたら完了です。
その後、チェーンオイルをタイヤを回しながら、コマの奥まで入るようにしっかりと吹き付けていきます。
ちょっと多いと思うくらいたっぷりとかけて、なじませるようにします。
そして、多い分をウエスで握って取り除けば終了です。