奥多摩周遊道路のルート

東京周辺には、手軽にアクセスできてしかも景色が抜群の定番ツーリングルートがたくさんあります。
その中でも特に人気の高い奥多摩は、アクセスルートも数多く存在し、何度行っても飽きることがありません。
お花見を兼ねて4月にツーリングに出かけるのであれば、檜原街道がおすすめです。

檜原街道は信号もほとんどなく、快適な走行を楽しむことができます。
杉林やのどかな町並みを走り抜けていくと、だんだん山道に差し掛かってきます。
山道を登っていくと奥多摩周遊道路の料金所跡があり、ここを過ぎたあたりからが「奥多摩周遊道路」となります。

奥多摩周遊道路から丹波村方面へ北上し、国道411号線に向かえば、快適な山岳道路のツーリングを堪能することもできます。
多摩湖の源流である丹波川もすぐ近くに流れており、特に新緑や紅葉のシーズンには絶景が目の前に広がります。

奥多摩周遊道路周辺の施設

奥多摩周遊道路にはトレッキングスペース「都民の森」も設置されており、ライダーたちの待ち合わせスポットとしても有名です。
都民の森は、御前山の山懐に広がる「体験の森」エリアと、栃寄集落内にある宿泊施設「栃寄森の家」なとの施設から構成されています。
都心から程近いのに、驚くほど豊かな奥多摩の自然に身近に触れるには最適のスポットと言えましょう。

奥多摩には温泉スポットも多く、奥多摩周遊道路を走り抜けて国道139号を山梨県方面に向かったところにある「小菅の湯」は特にオススメです。
小菅の湯は駐車場も広く、休憩施設や食堂も充実しています。
小菅の湯に至る道路は車の交通量も少なく、快適なワインディングが楽しめるエリアです。

東京の水がめとも言える「小河内ダム」も、奥多摩に行ったら訪れてみたい場所のひとつです。
大正15年に築造計画が作成されたという古い歴史のある小河内ダムは、昭和13年に総合起工式が行われ、その後、戦争などで工事を何度か中断されながらも無事完成し、現在に至っています。
ダムの近くには美味しい水炊きや釜めしが食べられる食事処「釜飯なかい」もありますので、昼食時に時間を合わせて行くのもいいアイディアです。

奥多摩周遊道路に出かける際の注意点

奥多摩周遊道路は人気の高いツーリングスポットなので、山奥でもかなりバイクの量が多いのが特徴です。
かなり速いスペースで走っているバイクも多いので、マイペースで走ることを心がけないとオーバーペースになってしまいます。

ドライブやツーリングで訪れる人が多いだけに、奥多摩周辺の道路は整備されているところが多いのですが、交通量が多いので、ツーリング初心者は上級者と組んで出かけることをおすすめします。
ダム付近の道路は、冬場は凍結にも注意しなければなりません。