ワインディングが楽しめるヤビツ峠のルート

ツーリングが出来るぐらいライディングに上達してくると、ワインディングなどが楽しめる道を走ってみたくなるものです。
ワインディングというのは英語で「winding」、“曲がりくねった”という意味があります。
ワインディングが楽しめるツーリングスポットの中でも、今回はヤビツ峠をご紹介しましょう。

ヤビツ峠は神奈川県秦野市にある峠で、東京からのアクセスも便利なので、週末はたくさんのライダーがツーリングに出かけます。
ヤビツというちょっと珍しい地名は、「矢櫃(家を入れる箱)」またはアイヌ語の「ヤベツ」に由来していると言われています。

東名の「東京IC」から30分ほど走ると「秦野中井IC」に到着し、ここから道志みちを抜けてヤビツ峠に至るルートはアクセスもよく、週末を利用して出かけるには最適です。
秦野中井ICから走り続け、県道70号線に入ってしばらくするとヤビツ峠が見えてきます。

海抜761mのヤビツ峠を登って入ってしばらくすると、頂上近くに「菜の花台」と呼ばれる展望台があります。
菜の花台からは秦野市の市街地を一望にできる他、伊豆や箱根の眺めを楽しむこともできます。

ヤビツ峠周辺のおすすめ施設

菜の花台で景色を楽しんだら、そのまま引き返すこともできますが、時間的に余裕のある人は「護摩屋敷橋」まで足を伸ばすのがおすすめです。
ここには丹沢名水として有名な「護摩屋敷の水」を汲むことのできるポイントがあり、すぐ近くには名水を使って入れたコーヒーを出す喫茶店もあります。

ヤビツ峠からは、「宮ヶ瀬湖」にも30分ほどでアクセスすることができます。
宮ヶ瀬湖は神奈川のツーリングスポットとして人気を集めており、アミューズメント施設が充実しているだけではなく、遊覧船も就航しています。

宮ヶ瀬湖のすぐ近くには、美味しい肉料理やパスタを堪能できるカフェレストラン「オレンジハウス」もありますので、食事の時間とうまく合わせて行くといいかもしれません。
天然水で淹れたコーヒーも絶品で、一度飲めばまた行きたくなるはずです。
オレンジハウスでは予約も受け付けていますので、大人数でのツーリングの際に立ち寄るのにも便利です。

ヤビツ峠ツーリングの注意点

ヤビツ峠周辺は、神奈川県とは思えないほどののどかな景色が続く地帯で、天候も変化しやすい特徴があります。
東京出発した時には快晴だったのに、ヤビツ峠の辺りで急に雲が出始めて雨に降られるといったケースもしばしばありますから、雨具や防寒具の準備は入念にして行った方がいいでしょう。
気温が都心よりも低いので、天候に恵まれたとうっかり薄着をしていくと後悔することになります。