静岡県のツーリングスポット

日本一のスカイライン、富士山スカイライン

富士山の五合目の登山口までアクセスするには3つの方法があります。
吉田ルートと呼ばれる富士スバルライン、須走ルートと呼ばれるふじあざみライン、富士宮ルートと呼ばれる富士山スカイラインがこれにあたります。

その中でもバイクで走ることのできるスカイラインでも最も高いところまで登ることができるのが富士山スカイラインです。
御殿場市茱萸沢(ぐみざわ)から富士山の五合目までの標高600メートルから2400メートルまでを約26キロメートルにわたって登っていきます。

目の前には雄大な富士山があり、眼下には駿河湾を眺めながらヘアピンカーブが続く道を上っていくコースはバイクで走る際の爽快感はとても大きなものです。
上っていくにつれて富士山の形がどんどんと大きくなっていく感覚は他では味わえません。

富士山スカイラインの道路状況

富士山スカイラインのアクセスは富士宮市方面からと御殿場市方面からと訪れることができます。
富士宮市方面からの場合には国道139号線山宮交差点からで移動距離は30.2キロメートル、御殿場市方面からは国道246号線のぐみ沢丸田交差点からで移動距離が32.8キロメートルと御殿場からのほうが少し長めです。

どちらのルートも平坦で走りやすいですが富士宮市方面からのほうが一部区間だけ急勾配と急カーブとがあります。
登山区間に入ると山岳道路らしい急勾配が出てきてカーブも増えます。
前半はゆるい連続コーナーが続き、後半は一気にヘアピンカーブによるつづら折りが続く道路になっています。
タイトなカーブが連続する山岳道路らしい道でありライディングにはテクニックが必要な道路です。

特に帰路は連続するコーナーを一気に下っていくことになります。
オーバースピードすると危険ですから安全運転を心がけて注意して下るようにしましょう。

訪れる際の注意点

周遊区間は大雨や大雪といった日を除いて基本的に一年を通して通行することができます。
しかし、登山区間は通行止めがされることがあるので事前に確認が必要です。

夏場は登山客が多く押し寄せるためにマイカー規制が行われており、例年登山期間となる7月上旬から9月上旬にかけて規制が行われます。
この期間中は富士山スカイラインの登山区間で自家用車、レンタカー問わず利用ができません。
周遊区間の中間点にあたる富士山二合目の部分にある水ヶ塚駐車場という大きな駐車場から五合目まで登山客に向けて臨時のシャトルバスが運行されるようになります。

また、冬季閉鎖は例年11月から4月ころまでです。
道路状況や気候によってこの期間は変動しますからツーリングに出る前に確認しておきましょう。

富士山スカイラインはかなり高いところまで登る道路であるため防寒対策が重要です。
春や秋でも温度変化に対応できるよう暖かい服装をする必要がありますし、冬場は路面凍結の可能性もありますから対策をしていくようにしましょう。